このブログではいろんな人に対して情報提供をしたり、思考の整理をするために記事を書いてきました。
毎日約3,000文字の記事を投稿していて、もう一ヶ月。
ブログのネタは尽きそうなものですが、日々の生活でメモが習慣化しているので、逆に書くことがありすぎて何から書こうかと迷うことすらある筆者です。
でも時々、河川敷を散歩しながらボーっと歩いていると「何だかモヤモヤしてきて、悩みはないはずなのに悩みがありそう」状態に入ることがあります。
で、この悩みを逆手に取って、何で「無」の状態なのに悩みが生まれるんだろう?ということを考えてみたんです。
筆者の場合は頭の中で考えていることに選択肢が多すぎるから迷っているんじゃないかと思いました。
まさに冒頭で書いた、記事を書きたいけど、何から書いていいのか分からない状態ですね。
同じように、みなさんは「漫然とした不安や悩み」はありませんか?
実はそれって自分の中で選択肢が多すぎて、どれにしようか迷っているだけのシンプルな悩みなのかもしれません。
一方、悩みがない人は現状に満足していて将来の見通しが立っているか、自分自身の思考にブレーキをかけているかのどちらかだろうと思います。
だったら「悩み」がないよりもある方が成長の余地があるので、喜ばしい気がしてきませんか?
この記事ではネガティブイメージが先行しがちな「悩み」を、成長可能性を秘めたポジティブな感情に変えられるよう、解釈の仕方を考えていきます。
悩みの書き出し「エクセッシブライティング」
「悩み」という言葉はイメージが抽象的でぐちゃぐちゃしているので、まずはその発生過程を細分化してみようと思います。
悩みが発生しそうな過程を文章化すると、大体こんな感じじゃないでしょうか?
「問い」があるとき、人には「考え方(主観)」があるので「答えの候補」をいくつか出す。そこで考え抜いた一つの答えがあって「行動」に移したときに「評価(客観)」される。
かなーり、大雑把ですけど、悩みには様々な要素が絡んでいることが分かります。
例えば、筆者がブログで何を書いていいのか悩んでいたとすれば、
書きたいことがいっぱいあってどれから書いたらいいか分からない。でもせっかくなら意味がある情報を伝えたい。それなら…と思って日々書き留めたメモから一つのテーマを選ぶ。実際に書き上げてみたが閲覧数はそこまで伸びず、需要のあるテーマではなかったことを知る。次はどんなテーマを設定すればいいのだろうか。
こうやって書き出してみると「問い」の部分、つまり記事をどれから書いたらいいか迷っていると言いながらも、実際のところは閲覧数の伸び「評価」を気にしていることが分かります。
自分の悩みの根源だと認識している部分と、違う部分で悩んでしまっていることもあるので、悩みだと思っていることと実態のズレを認識することも大事だと思いました。
ちなみに今回のような書き出しの方法は「エクセッシブ・ライティング(筆記開示)」と呼ばれる心理学の手法で、悩みの把握やストレスの軽減に有効だと言われています。
悩みがハッキリしている人も、悩みが何なのか分からない人も、モヤモヤしたら紙に書きだすことから始めてみるといいかもしれません。
思い返すと「何てことない悩み」が意外と多い
筆者は今でこそブログを書いたり、新しい人との出会いを楽しんだり、割と行動力がある人間になりましたが、仕事で悩みまくりで人生に絶望した時期もありました。
と言うのも、筆者はそこらへんの地方大学出身なのですが、社会人になって初めて配属されたチームでは5人中3人が九大出身で、かなり居づらかったことを覚えています。
九州の人はご存知だと思うんですけど、九大って頭一つ飛び抜けているんですよね。
資料作成も、説明の仕方も、来客対応も、見ながら聞きながら必死に真似をしてみるんですけど、頭のスペックは数ヶ月で変わるものじゃないので、社会人の最初の頃は「来るところ完全に間違った」と思っていました。
頭いい人ってなんか怖くないですか?筆者は怖かったです。
でも、最初に厳しい環境に放り込まれたからこそ、いつの間にか自分で考えたり調整したりする習慣が身についていきました。
そして半年経つ頃には、その場に居づらいなんて考えることもすっかり無くなっていました。
こんな感じで、辛いこととか悩みって未来の自分から見てみたら、
「え、そんなことで悩んでるの?」
ということが結構あると思うんですね。
なので、悩みがあるからと言って、すべてを解決に向かおうとするのではなく、「ま、いっか」くらいの気持ちで少し時間をおいてあげると「いつの間にか解決してた」ということも結構あるのかもしれません。
悩みは成長の前兆
何も考えずに生活している人に「悩み」はたぶんありません。
(そっちの方が幸せかもしれませんが…)
でもこれからの時代に起こり得る社会変化を想像すれば、「悩み」を抱える人が多いはずです。
例えば、現在仕事に就いていれば会社の存続可能性(終身雇用)は永遠ではないですし、個人事業をやっていくにしても人口減少による影響や嗜好性の変化など避けては通れない変動要因があります。
学生だって将来に不安を覚えて「どんな仕事に就けばいいのか」「どうすれば社会に取り残されないのか」一生懸命に考えているはずです。
きっと他人任せにせず、自分の頭で思考を続けている人は「悩み」が出てきます。
何に悩んでいるのか分からなくて、モヤモヤしている状態も、無意識のうちにいくつか選択肢が見えていているからこそ迷いが生じる「悩み」です。
だから「悩み」があることで落ち込んだとしても、最後は自分が前に進もうとしている気持ちに変えていけばいいと思います。
こんなことを言うと、筆者に対して「こいつ頭の中ディズニーランドか」的なイメージを持たれるかもしれませんが、それでもいいです。
ビジネス書で仕入れた知識によると、これからの時代は「自己重要感」と「意識高い系」と「キャラクター(個性)」が重要になってくるので、そういうイメージを持ってもらった方が好都合です。
まとめ
今回の記事では「悩み」が発生する過程を言語化する作業「エクセッシブ・ライティング」をご紹介し、書き出すことで頭の中が整理されることを紹介しました。
また、悩みがあったとしても、時間が経つと「あっ、こんなもんだったんだ」という軽い事柄だったことに気づく場合もあります。
未来の自分は成長しているからこそ、過去の自分がちっぽけに見えるのもあるんでしょうけどね。
そういう意味で、毎日少しづつでも成長していけば「悩み」は自ずと消えていくのかもしれません。
最後に、「悩み」をポジティブな感情だと認識することを紹介しました。
考え続けているからこそ「悩み」があるとする、超ポジティブな「脳内花畑計画」の話でした(笑)
ちなみに教育心理学で有名な話に「ピグマリオン効果(教師期待効果)」がありますが、その考えを転用すると、人は思い込み次第で落ち込みますし、元気にもなれるはずです。
なんだか今回記事は自己啓発っぽくなって申し訳ありませんが(笑)、「エクセッシブライティング」をはじめ、心理的なマインドセットの部分もお伝えしているつもりですので、一部分でも参考になる考え方が伝わっていれば幸いです。
何かしら「悩み」がある人は試してみてくださいね。
それではまた明日!
