もはや有名になりすぎて、説明不要だと思いますが、マコなり社長は株式会社divの代表取締役社長です。
YouTubeの急上昇に上がってきたり、ネット記事になることも増えてきた、今注目の人物です。
本人もビジネス系YouTuberと認識されているようですが、たまにギャグのような発信もされていて、個人的には横道に逸れる話も面白いと感じているところです。
さて、今回は「マコなり社長をうざいと批判する人と支持する人」というテーマで記事を書いてみたいと思います。
マコなり社長が有名になった背景
冒頭に書いたとおり、まこなり社長の知名度の高さは言うまでもないですが、確か直近1年間くらいで有名になっていて、2〜3年前はそんなに有名な方ではなかったと思います。
ネットの世界では、ある時バズって急激に伸びることは珍しくありませんが、マコなり社長の場合はだんだんとチャンネル登録者が伸びていったイメージです。
また、エンタメ系YouTuberのように「大食いしてみた」「高額なものを買ってみた」など『基本的に時間の無駄』なチャンネルとは一線を画していて、マコなり社長がアップする動画はお堅いビジネス系の情報が多く、見る人を選びます。
つまり、エンタメ系YouTuberの50万人と、ビジネス系YouTuberの50万人では達成のハードルが全く違うものです。
(たぶん、広告単価もエンタメ系YouTuberのそれとは比べものにならないほど高いはずです)
そのような中、マコなりシャア調のチャンネル登録者は順調に伸びて、現在は77万人を突破しました(2020年8月22日時点)。
ここまで大きく伸びたのには、戦略性や投稿頻度、IT系若手社長という肩書きなど、有利な面もあったと思います。
しかし、一番大きかったのは「生産性が高く時間の無駄にならない情報」を発信し続けたことにあると筆者は考えています。
マコなり社長と意識高い系
先ほど、ちょっとだけ触れた「見る人を選ぶ」話の続きですが、マコなり社長をチャンネル登録やフォローをしている人は、少なくとも何か「前向きに努力している人」、あるいは、世に言う「意識高い系の人」が多いと思います。
なぜなら、YouTubeを開けば、他にも面白そうな動画は無限に出てきて、時間を潰すならいくらでも他のチャンネルをみた方が楽しめるからです。
そのような中、意識高い系の人たちが見るようなビジネス系チャンネルで、「アクションプラン」を武器にして戦っているのが、まこなり社長です。
正直、ビジネス系の話は歴史を繰り返すように、同じ内容をニュアンスを変えて語られることが多いので、マコなり社長が新しいことを言っているかと言えば、そうではないかもしれません。
例えば「飲み会に参加するのは1時会まで」だとか「結論は先に言う」だとか、聞いていて「はいはい、それね…」という話は、YouTubeに限らず、そこらへんに腐る程転がっています。(筆者のブログも含めて笑)
そこで、目をつけたのが「アクションプラン」です(たぶん)。
動画を視聴したことがある人は知っている思いますが、マコなり社長はビジネス系や自己啓発、生産性に関する情報を概念として伝えるだけでなく、実際に「どう行動すればいいか」まで提案するスタイルを確立しています。
本を読んだりして勉強した気になってしまうような人、いわゆる『意識だけ高い系』の人たちですら、「アクションプラン」のおかげで行動を変えることができているかもしれません。
マコなり社長は批判もされるけど…
有名人にアンチや批判のコメントはつきもの、まこなり社長も例外ではなく、YouTubeのコメ欄やTwitterでプチ炎上みたいなことはたまに起こります。
筆者が、あるとき見かけたコメントに「おしつけがましい」というものがありました。
マコなり社長のトークスタイルは「言い切り」なので、ちょっと語感が強めなこともあり、それをよく思わない人もいます。
確かに、動画を視聴していると「そこまで言う?」と思うこともあります(笑)
だけど、視聴者側は動画の内容に対して「これは違う」と思ったのなら、考え方が違うだけだと流してしまえば批判までする必要はありません。
批判的思考ができることはいい事だとは思いますけど…。
もちろん、マコなり社長の言っていることの全てが正しいとは思いませんが、現在の日本社会の構造的課題を正しく指摘していることが、大半を占めていると個人的に思います。
社会構造の問題点を知らなかったり、あるいは、自分がそれを受け入れられないばかりに、批判をしてしまう人もいるのかもしれません。
例えば、
「あらゆる業種においてwebサービスの導入が目に見えているのに、IT知識の勉強をしていないなんて、白目を剥くほどヤバイです」
的なことを言われていたと思いますが、表現の仕方は別として(笑)、これは至極当然のことです。
それでも、
「人のあたたかみを感じる産業がなくなってもいいのか。人と人とのコミュニケーションが減る。業種によってはITの知識はいらない。」
なんてことを言う人も、きっといます。
社会構造から指摘した意見に対して、自分の都合から意見しても、そりゃ噛み合わないのは当然ですけどね。
これは違うなと思ったらスルーすればいいだけの話なんですけどね。
YouTubeからサブスクビジネスへの挑戦
YouTubeは勉強であったり、音楽を聞いたり、料理の参考にだったり、今やいろんな可能性を秘めているプラットフォームとなりました。
そのような中で、マコなり社長は「生産性を高めるチャンネル」として存在感があるように思います。
そして、最近ではYouTubeのみならず、inside storiesというサービスを開始されました。
「価値ある話はYouTubeでは話せない」とのことです。
Google系サービスだと収益が将来的に不安定になる構造ということを見越し、ダイレクト課金型のビジネスを並行させるようにしたということでしょう。
さすがの先進のIT系社長、お目が高い。
しかも、開始1ヶ月くらいで、既に会員1万人を突破したとかいう話も聞きました。
人気がすごいですよね…。
ただ、これが「生産性」や「アクションプラン」ではなく、今の人気に乗っかったファンビジネス的な売り方だった場合、多くの人は離れていってしまうリスクもあります。
もちろん、inside storiesはおろか、YouTubeからも登録者がいなくなるリスクもあります。
既に、収入的には、どんな失敗をしても大丈夫な状況にあると思いますが、今後、有料と無料に切り分けたビジネスプランニングがどのように発展するのか楽しみです。
高いところから失礼しますが、YouTubeチャンネルの1人の視聴者として、マコなり社長のビジネスを観察させていただきたいと思います。
また、引き続き無料のYouTubeで学ばせていただきたいと思います。以上
