お盆期間中、いかがおすごしでしょうか。
今年のお盆の帰省者は1/3程度だとメディアが報じていましたが、街中を他県ナンバーの数を見ていると、あながち間違いではなさそうだと思ったところです。
ただ、1/3の人たちは少なくとも、いつもと同じ様に過ごしているわけです。
このお盆休みを毎年のお盆休みと同じ様に過ごしているようでは、いろんな意味でのリテラシーの低さを、個人的に感じます。
なぜかというと「コロナ感染が広がるから」という意味もありますが、大型連休を「消費」「浪費」だけにあてているようでは、人材としての市場価値が相対的に下がることは明らかだからです。
コロナ不況が目前に迫る中ですので、自己研鑽の時間を確保している人が多いことを勝手ながら祈ります。
コロナの影響で解雇された人は既に3.5万人超え
さて、コロナウイルスが蔓延し始めてから、既に解雇(あるいは雇い止め)をされた人の数をご存知でしょうか。
日本では3万5千人を超えたそうです。(厚労省発表7/14時点)
今後、人々は雇用上の不安から預金をストックしがちになり、経済的な不況をループするでしょう。
ワクチンや特効薬の完成も待たれますが、その効果期間やウイルスの変異等を考えれば、人間VSウイルスは今のところ明らかに劣勢です。
つまり、今後しばらくは、解雇される人の数が増え続けることになるでしょう。
特に、解雇が多い傾向にあるのが、飲食業や宿泊業、旅行業だそうで、#GoToキャンペーン を真っ向から批判することもできないような事情が、日本経済にはあります。
ついでに言うと、長崎県は言わずと知れた観光県であるため、この件については暗黙の了解をしている県民が多いかもしれません。
将来的に解雇される人材
昔、筆者は上司から次のようなことを言われたことがあります。
「(システム入力、Excelの台帳管理など)然るべき処理を確実に処理する。その正確性が高ければ優秀な人材だ。」
当時は、うんうん!と納得して聞いていましたが、最近はこう思います。
「然るべき処理を仕組み化(プログラム)する。あるいは、仕組み化をマネジメントする。それが優秀な人材だ。」
ひと昔前までは、タスクを正確にこなす人材の需要は高かったでしょう。
ミスを減らすことで、やり直しの手間が減り、完成まで短い時間でプロジェクトを仕上げることができたからです。
しかし、その時代を生きてきた人は、今現在、プログラムを実装すればできることを「知ろう」としません。
対して、これからを生きる若い世代は「徹底的に楽をするべき」「人は誰でもミスをする」ことを知っています。
※若い世代でも、オールドタイプの思考をする人はいますが…。
ここで言いたいのは、単に知的レベルの低い作業をしている人が解雇されやすいということではなく、既存のタスクを「処理」し続け、「変える」ことを考えないような人材は、求められる人材にはなれないということです。
将来的に求められる人材
実は、似たような記事を以前、投稿したことがあります。
世界中の仕事のほとんどはAIやシステムに代替され、またシンギュラリティ(技術的な特異点)の到来によって、人間は知的生産から解放される。
そのような人工知能の権威の予測があるため、高度な専門的知識がある仕事よりも、医療や教育など人と直接交わる仕事の方が、今後も需要があるといったことを書きました。
ところが、医療スタッフですら、今後、早い段階でロボットに置き換わっていく可能性も見えてきました。
そう感じたのは、今回のコロナ禍での医療スタッフ不足や院内クラスター。
また、某病院でボーナスの支給がないことによりたくさんの医療スタッフが辞めてしまうというニュースもありました。
医療現場でたくさんのスタッフを雇うことの潜在的なリスクが、今後、医療用ロボットの必要性を高めていくのかもしれません。
そして「将来的に求められる人材」を定義するとしたら、以下3つは確実に求められる人材だと筆者は考えています。
- システム、仕組み、デザインを作ること(実装、表現)ができる人
- システム全体をマネジメントできる人
- 特定の分野において飛び抜けた知識がある人
そして、これらを並べてみて気づいたことがあります。
2つめ、3つめは、一般的な多くの人が到達できないことが多いこと。
一般人が目指せる領域は、1つめくらいであるということ。
みなさんは、将来求められる人材を自分なりに定義し、書き出すことができますか?
あとがき
「え、でも結局何すれば求められる人材になるの?」
と、人に聞きたくもなる気持ちも分かります。
この記事を読んでくれている人は、そんな助けを求めているかもしれません。
だけど、仕組みを作ったり、既存の制度を変えたり、クリエイティブなことをしたいなら、まずは自分で考えてみた方がいいです。
前回の記事で書きましたけど、まずは手を動かしてみた方が早いことに気づきます。
これをやった方がいいという、確実な正解があれば全員がそうしているわけで、不確かな状況だからこそ、行動(試す)が大事です。
どうしても、腰が重い人は、オンラインプログラミングスクールを利用して、メンターと一緒に頑張るのもいいかもしれません。
実は筆者もスクールを3ヶ月利用して、やっと初歩的なプログラムを実装できるようになりました。
30万円くらいするので、ちょっと慎重になってしまいがちですが、洋服やバッグなんかにお金をかけるよりよっぽど有意義な使い方だと個人的に思います。
休日に自己研鑽すると、より充実した時間を過ごせますよ!
特に若いうちが勝負です。

