結婚相手や恋人の職業
いま、日本では「結婚しない」という選択をする人が増えてきていますよね。
いきなり何を言い出すかと思えば(笑)
ちょっと真面目な記事も書いてみようかと思いまして(笑)
恋愛とか出会いの記事を書いていて、思ったんです。
出会いにフォーカスするなら、若者が”出会い”で大切にしている条件面も考えてみないといけないなって。
出会いを「外見」から入るか、「内面」から入るか問題。
学生まではどちらかだと思うんですけど。
結婚を考える社会人になると、たぶんどちらも違うと思うんですよ。
というのも、
社会人の出会いツール「街コン」では、15分で初対面の相手を掘り下げるわけですけど、その15分で話すのは「名前」「現住地」「仕事」「趣味」の話題がほとんどです。
で、たぶんですけど、時間ベースで言えば「仕事」の話に時間を使うケースが多いです。
今の若者の”出会い”の第一条件は「何の仕事をしているか」なんだと、筆者は思います。
これから付き合う相手や、結婚する相手に経済的安定性があった方がいいのは当然ですよね。
でも、「いまの仕事」をパートナー選びの第一条件にしていると、ちょっと危険でもあると思います。
失業予測に関する研究論文
なぜ、「パートナーの今の仕事」にこだわるのが危険なのか。
AIやロボットの普及によって、将来、機械に置き換わる職業を予測した英オックスフォード大学の研究論文があります。
※日本語で要約したコラムもWEB上にたくさんあるので、興味があればご覧ください。
同研究論文(2013年発表)では、アメリカの労働人口のうち47%は10〜20年以内に機械に置き換わるという可能性が示唆されました。
この数年でスーパーがセルフレジになり、コールセンタースタッフが自動音声になり、回転寿司のシャリをロボットが握るようになり、日本でも様々な「業務の機械化」が起きています。
何が言いたいのかというと、一緒になったパートナーが20年後に同じ仕事をしているかどうかを考えたとき、違う仕事をしている可能性もあるということです。
いや、違う仕事をしている可能性の方が高いかもしれません。
なので、失業可能性が高い仕事リストに載っている相手をパートナーにするのであれば、将来的に転職するリスクまで考えないといけません。
そして、「その人自身の能力・資質」は他の分野でも活躍できるものなのか、家族を養えるものなのかを見通しておく必要もあります。
難しい時代になってきています。
教育・命に関わる仕事
「じゃあどういう相手を選べばいいのか?」
個人的見解ですが、
安定的な相手を求めるのであれば、「教育」や「命」に関わる仕事のパートナーがいいのではないかと思います。
上で説明した研究論文で「教育」関係の仕事(教育の専門職)は、失業する可能性が低いとされています。
「命」関係の仕事については、バイタルの読み取りが機械に置き換わったり、手術を行うのがロボットになったとしても、最終的に家族と患者の間を繋ぐのは医療従事者であり続けるでしょう。
人を治す役割がロボットに移行したとしても、命に関わる処理には、人間の確認作業が残ることも予測されます。
そう、教育にせよ医療にせよ、「人間らしい感情が介入する」ところには、あえて人間が行うに値する仕事が残るのだと思います。
その他の仕事であれば、セラピストなど人のメンタルに関わる仕事、現場を指揮・監督するマネージメント職なども、失業する可能性が低いとされています。
逆に、誰でも時間をかければできるような専門性の低い仕事、オフィスの事務職などは、そのほとんどが機械に置き換わると予測されています。
筆者の職場も、余命あとわずかかもしれません(笑)
10年後のパートナーを見据える
「結婚して、子供が生まれて、家を買って、子供は大学を卒業して就職させる」
この間に10年、20年は簡単に過ぎます。
結婚相手に求める条件は「今の安定した仕事」だけで本当にいいのでしょうか。
確かに、安定した企業に就職した社会人はある程度「デキる人間」かもしれませんが、「将来性のある人間」とはまた別かもしれません。
よくビジネス書に書いてありますが、これからは「専門性が高い」分野で仕事をする人が強い時代に変わっていきます。
将来のパートナーを見極める際は、
「仕事で専門的な内容を取り使っているか?」
「今の仕事してなかったらどんな仕事をしていたか?」
といったことを聞いていくと、
「この人なら安心できる!」
と確信できる話を聞き出せるかもしれませんね。
ということで、今回は結婚相手に求める条件を考える際、10年、20年先を見据えみると、パートナーの見え方がまた違ってくるのでは?という話でした。
