コロナウイルスが蔓延している今、防疫対策や感染者情報ばかりがニュースになっているところですが、一部ではコロナウイルスによって雇い止めが起きていたり、売り上げが落ちて会社の存続が難しくなったりしているところもあるようです。
これを受け、政府は会社や個人事業主(フリーランス)に対して経済的支援を行う方針を出すことを決定しました。
このときに筆者が感じたのが「収入源が単一であることの危険性」。
コロナウイルスがこれから収束するかどうかも定かではありませんし、自然界の出来事なのでこれから先も同様のウイルス蔓延や災害発生も十分に予見できます。
現に、今日は2020.3.11で東日本大震災からは9年が経過したタイミング、残念ながらこうしてまた社会的な問題が起きてしまっています。
今回の記事では、ウイルスや災害等によって個人の生活(収入面)が脅かされる危険性を少しでも低くするため、自らのスキルを自覚したうえで磨いておくことの必要性について考えてみたいと思います。
自分が持っているスキルや資格を紙に書き出してみよう
最近、何か考えを絞り出すならとにかくB5の紙に箇条書きで書き出すことをしています。
人は頭の中で考えたことを数分後には忘れていたりする生き物ですし、頭に中では考え方が主観に偏ってしまうので、あえて紙に書き出しています。
さて、それでは本日のお題についても書き出しをしてみたいと思います。
普遍的なスキル
一般にサラリーマンが持っているスキルで、筆者が思いつくものを書き出してみます。
- windowsOSが搭載されたPCの操作ができる
- MSOffice系ソフトが(Word,Excel,Powerpoint,Outlook等)操作できる
- 電話対応(言葉遣い)を覚えている
- ビジネスマナーを覚えている
- 決裁系統の理解している
- 報連相の判断ができる
- 状況に応じて報告書が作成できる
- 営業に必要な資料を作成できる
- 関係法令を理解している
- 計算処理や検算が正確である
- 期限内のタスク管理ができる
- 商品の説明ができる
- 商談交渉ができる
…など。
思いがけないスキル
一方で仕事のスキルの他にもちょっと普通と違うだけで、思いがけないスキルになりますので書き出してみます。
- MacOSが搭載されたPCの操作ができる
- フルマラソンを完走できる
- 筋トレで身体が鍛え上がっている
- 大食いができる
- カラオケで何を歌っても95点以上とれる
- オリジナルの絵を描ける
- 写真や動画の撮影・加工できる
- 合コンを開催できる(集客力がある)
- SNSのフォロワーが1,000人以上いる
- 自作サイトやチャンネルを持っている
- 珍しい経験をしている
- 自分のファンがいる
…など。
これから意味のあるスキルとは
上に「普遍的なスキル」と「思いがけないスキル」をあげてみました。
両者の違いは人が真似しやすいかどうかです。
会社員は会社の駒なので「替え」が効かないと困ります。
一般的な会社の仕事では「普遍的なスキル」が求められることが多く、これをもう少し噛み砕いて言うと、誰がやっても変わらない仕事が多いということです。
一方で「思いがけないスキル」は生まれ持った才能、時間の長さ、努力量などで手に入る珍しいスキルです。
「普遍的なスキル」が不要だとは言ってはいません。
しかし繰り返し言っているように、これからの時代は誰でもできることではなく、専門性や希少性が求められます。
なので、スキルを身につけようとするときも、TOEIC990点とか英検1級とかよりも、外国人がいるNGOに入会してミーティングやイベントに何度も参加して作り上げた実績の方が大事です。
完璧な英語ならGoogle先生やネイティブに任せればいいわけですから。
“あなた”という人間性に結びつくスキルを磨いておいた方がいいでしょう。
多くの日本人は「学び直し」をしていない
勉強大好き人間は例外ですが、勉強って基本あまり面白くないものですよね。
※筆者も“聞かされる”座学には一切興味がありません。
そして世の中の人が学校教育で「最低限の学び」を得た後は、その後自ら「学び直す」機会はほとんどありません。
今までは国や会社が国民を守ってくれたので、それでよかったんです。
しかし、これからは国や会社は国民を完璧には守ってくれません。
その一端が冒頭で触れた「雇い止め」や「売上の低迷」の形となって現れました。
だからこそもう一度「学び直す」時間を作って、この変化が早い社会に対応していかないといけません。
※「時間の作り方」は面白いテーマなので、後日また別に書きますね。
悲しいことに、2015年にOECDが発表した成人の生涯学習率は、先進国のうち日本が最下位でした。
これは学位や卒業資格等の勉強をしている人のデータなので弁明の余地もありそうですが、実際に自分の身の回りで休みの日も勉強に時間を費やしている人はいますか?
たぶん、そんなにいませんよね。
勤勉性が高い日本人?
それは「10代までは勉強して、20代以降は勤しむ」になってきているのかもしれません。
ドキッとしたみなさん、仕事以外で自分から積極的に学んでいることは何かありますか?
あとがき
「じゃあ具体的にどう行動していけばいいんだよ?(アクションプラン)」
そこまで書きたかったんですけど、ちょっと長くなりそうなので後日また別記事で仕上げたいと思います。
みなさん体調は大丈夫ですか?
マスクは手元にありますか?
マスク転売防止に係る法律が3月15日から施行されます。
これがマスク転売の終止符になるといいですけど…。


