ねえ、知ってますか?
1年間で最も別れが多いのは11月から12月頃と言われていますが、その次に別れが多いのは春の時期なんだそう。
3月4月は季節柄、恋人との関係がギクシャクする人が出てくるものです。
学生だと「卒業」や「進学」、社会人でも「就職」や「引っ越し」など、3月から4月にかけては新しい環境に移ることが多いタイミングなので、どうしても恋愛的な面での別れは多くなってしまいます。
アメリカの心理学者ボッサードによれば、男女間の物理的な距離(住居)が近ければ近いほど親密度が高くなるそうなので、引っ越しなどで家の距離が離れるタイミングは特に要注意です。
外部要因の変化で恋人との別れが近づいてしまうのが3月4月というわけですが、関係性を崩さないため「何が別れの要因になってしまうのか」少しでも把握しておきたいものですよね。
ということで、今回は「3月4月の別れに関する恋愛」というテーマでお送りします。
別れのメインイベント「卒業」
3月4月の時期に差し掛かるだけで人間のメンタルは変わるものです。
早い人だと2月頃から心が浮つき始めるかもしれません。
特に卒業までのタイムリミットが近づくと、いつもは考えもしなかった「卒業まで残り〇日」を意識し始めてしまう人が多いです。
そして、限られた時間を友達との時間、卒業までの準備、新天地での準備などに割り振っていくので、恋人との時間を奪う要素がこれまでよりも多くなってしまうことを理解しておきましょう。
恋人だからこそ、最後に共有したい時間がたくさんあるかと思いますが、相手の時間を尊重できないと、関係に自らヒビを入れることになりかねませんので注意が必要です。
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新しい環境では「優先順位」が変わる
3月の卒業シーズンを迎えたあと、次は4月の新しい環境を迎えます。
高校卒業後であれば、大学や専門学校に進む人が多いでしょうし、それらを卒業した人たちは社会人の一歩を踏み出すことになります。
さて、社会人のみなさんは大学入学時や新入社員になった当時を思い出して欲しいのですが、4月は恋人のことを気にしている暇さえなくなりませんでしたか?
と言うのも、実は筆者もそうだったからです。
大学生や社会人になるタイミングでそれぞれ恋人がいましたが、それどころではないくらい環境に適応することに必死でした。
「え、恋人より優先するものがあるってこと?ひどい!」
と思われた人も、まあちょっと聞いてください。
大学入学当初って、周りに高校の頃の友達がいればいいですが、同じ高校から進学してきたクラスメイトや他の知り合いが一人もいないって人も結構いるんです。
シラバスを片手にはしているものの、説明とかそっちのけでまずは友達作りに作戦を練っている人も結構いると思います(笑)
進学校に在籍していた人は同じ学校からの友達がいるので、この苦労はあまりないと思うんですけど。
高校のころからの友達同士で固まってるグループとか最高に入りにくいものです。
就職するときも一緒で、周りが選ばないような就職先を選べば、周りの友達はゼロスタートになるのは当然のことでした。
「新しい環境に入ったら、まずは価値観が合う合わないを考えず、知り合いをたくさん作る」
筆者はこれを優先し、誘われた飲み会には全て参加するようにして、少しずつ知り合いを増やしていきました。
大学の入学時も、社会人の1年目も、運よく素晴らしい人たちに恵まれたので、結果的に全く苦労することはなかったんですけどね。
だけど「優先順位」を見失った筆者が失くしたのは恋人でした(泣)
環境によって「恋人の価値観」は変わる
4月の新しい環境に適応する時期を乗り越えても、すぐに恋人関係を崩さずに乗り切れたと考えるのは早計です。
新しい環境に慣れたころ「恋人の価値観」が変わっている可能性もあります。
なぜなら3月まではあなたと張り合うイケメン・美女が周囲にいなかったとしても、新しい環境ではプリンス・プリンセスが現れているかもしれません。
外見で揺れ動くタイプの恋人であれば、気持ちが揺れている時点で手遅れかも…。
でも新しく現れたプリンス・プリンセスを恨むことなかれ。
なぜなら3月以前の環境でも、そういう人が近くにいたら恋人はそちらを選んでいた可能性だってあったからです。
極端な話ですが、高校の時は1/100で選んでもらっても、大学では1/1000くらいで選ばれないといけないってだけの話です。
大学生や社会人になるタイミングでは、環境の変化を理由にして別れるカップルも多いですが、実は価値観(選択肢)が変わったから別れることになるカップルも意外と多いと個人的に思っています。
今の時代「高校の頃からずっと君が好きだ、結婚しよう!」という人は少数派ですし、大学生とか社会人になって(新しい環境になって)から出会ったカップルの方が圧倒的に多いはずです。
これは浮気とかではなくて、環境によって人の価値観(選択肢)が変わるからだと思います。
(別れずに他の人にいくのは浮気ですが笑)
もし恋人を絶対に繋ぎとめておきたいなら、「恋人の価値観が変わってもあなたが選ばれ続ける理由」が必要だと言えるでしょう。
あとがき
今回の記事では3月の「卒業」、そして4月の「新しい環境」、その後の価値観の変化を通して、春の季節は恋人の別れが多い季節であることを書いてきました。
これはどちらかというと学生~大学院卒業くらいまでの人や、転勤が多い職業の人たちが経験することが多いかもしれません。
ただ「別れ」を一度も考えたことはない人は、この機会に一度考えてみるのもいいかもしれないですよ。
今の時代、新卒から3年以内の転職率が30%を超えていたり(厚労省統計2019)、離婚率も1.7%あります(総務省統計2019)。
また既婚者であっても、10年先の配偶者は安定した収入を作れるかどうかも見通せない経済情勢となってきています。
そう考えると「別れ」は必ずしもネガティブではなく「お互いの別の道を肯定的に選択する」という将来もやって来るのかもしれません。
今の日本の法制度や社会的な慣習では一般的な考え方ではありませんが、例えばフランスではパートナーシップ制度「Pacs(簡単な結婚というイメージ)」もあったりします。
出会い・別れの形も多様化してきているみたいです。
今回はなんだか暗い話になってすいません。
3月4月も恋人とうまくいく人はこの記事を完全スルーしてくれて構わないです。
でも、もし悩んでいる人がいたら「こういう考えもあるのか~」と少しでも参考になれば幸いです。
じゃあ、また明日!くじら!
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