初デートの日程が決まったら喜ぶのも束の間、次はデートの際に相手へ配慮することを考えるのが大人というものです。
タイトルのとおり、“苦手な食べ物・飲み物”のことを聞いておかないと、いざ目的のレストランに着いたあとに「実は甲殻類が…」「実は牛乳が…」となることも…。
今回は、意外と見落としがちなデート時の飲食物について記事にしてみたいと思います。
日本人に多い「乳糖不耐症」
病気・アレルギーというほどのものではありませんが、実に日本人大人の約4割がこの症状に悩まされると言われています。
筆者自身もこの症状の自覚があり、簡単に言えば牛乳を一定量飲むとお腹を下してしまうような感じです。
デートの食事で大量に牛乳を飲むことはありませんが(笑)、カフェに行ったときやスイーツを食べるときなど、乳糖が多いものを口にする場合は注意が必要になってきます。
とは言っても、しばらくお腹の調子が優れないくらいなので、それほど支障はないんですけどね。
ただ、デート相手の目の前で、お腹が痛そうな表情をするのは申し訳ないので、苦手であればデートの時くらい乳製品は避けておきましょう。
乳製品と言っても、乳糖の分解が進んだものや、温度が高くなって体内で分解しやすい状態のもの、たとえば筆者の場合、ピザ・グラタンのチーズなんかは食べても大丈夫なんですけどね。
特定アレルギーを気にかけておく
最近、エビ料理が苦手な人に出会いました。
「タイ料理(エビ料理が多い)食べに行こうか?」なんて提案しようものなら、鉄拳が飛んできてもおかしくありません(笑)
アレルギー(anaphylactic shock)は、先ほどの乳糖不耐症とは別物で、命に関わる重篤な症状が出ることもあります。
特に海鮮系や、小麦系、卵系がアレルギー対象だと、目に見えなくてもその成分が料理に混ざっている可能性があるため、料理の種類によっては、お店に確認が必要な場合もあるでしょう。
というか、
「そもそもアレルギーの食べ物は本人が一番分かっているから、デート相手がそこまで心配しなくても大丈夫じゃない?」
本当にそう思いますか?
配慮が足りませんね。
デートプランを丸々最後まで想像してください。
食事をして、ドライブをして、夜景が見えるところに行って、、、
あ、そうか!
ね?
あなた自身もアレルギーへの配慮が必要になったでしょ?
お酒の分解は女性の方が遅い
デート前に考えておくものとして、お酒が飲める・飲めないの確認もありますよね。
お酒が飲めるか飲めないかは遺伝的に決まっているので、がんばって飲み続けたら強くなるといった精神論的なものではありません。
お酒に強い人はアルコール分解酵素の活性が高い(めっちゃ飲める)のですが、日本人の約40%は活性が低い(少し飲める)、また約4%は活性がないに近い(ほぼ飲めない)、つまり半数近くがあまりお酒に強くないという傾向にあるそうです。
これに加えて、女性はもともと男性よりもアルコールの分解速度が遅いうえ、体重も男性より軽いことが多いので、男女が同じペースで飲み進めていれば、一般的にアルコール代謝の面では女性の方が先にきつくなります。
酔っている相手を見るのもまた特別でいいですが、デートの際は料理とお酒の最低限のマリアージュを楽しみ、ほろ酔いの状態で会話を続けたいものです。
相手が飲み過ぎだと感じたら、「少しお茶飲んだら?」と勧めてあげると、優男・優女かもしれませんね。
初デートがコケなければ次も見えてくる
そもそも、食事に誘う人って、時間を割いてでも会いたいと思う人です。
そう考えたら、二人きりの食事デートに誘って来てくれる相手はその時点でかなり脈ありですよね。
さらに、2度目、3度目とデートが続くのであれば、ほぼ間違いなく相手はあなたに好意的な印象を持っています。
一方、1度目のデート以降、次につながらない場合は、デートでの印象がどこかしら悪かったということでしょう。
「苦手な食べ物・飲み物」を聞いたり、「飲食店の雰囲気」を確認したりしておくことは、1回目のデートの印象を底上げする重要なポイントです。
準備不足が原因で、デート自体があまり盛り上がらず、相手からあなた自身が「アレルギー」に感じられないよう、一つ一つのアクションを誠実に重ねていきましょう。

