筆者はお酒が好きで、大学時代から飲み始めて、ビール→日本酒→ワイン→ウイスキーの順にハマっていきました。
ついでに、好きな銘柄を語らせてもらうと、ビールならヒューガルデン、日本酒なら鍋島、ワインならシャブリ、ウイスキウイスキーなら山﨑が好きです。
つくづくお酒って罪な飲み物で、魅力に取り憑かれ、週5くらい飲んでいた時期もありました。
でも、最近出会った人に「アル中」だと言われ、お酒を控えようと思いました。
同時に「健康的な食事」と「筋トレ」も始めたので、「断酒」が健康パフォーマンスをさらに上げてくれることを期待しています。
今回は、週2回は必ずお酒を飲んでいた筆者が、1週間断酒を行ったことで感じたメリットを書いていきたいと思います。
お酒をよく飲むようになったきっかけ
そもそも、自分は何でお酒を飲み始めたのかを考えてみました。
間違いなく大学時代のサークルのせいです(笑)
サークルの集まりは、新歓コンパ、送り出しコンパ、前期おつかれ会、後期おつかれ会、内定おめでとう会、優勝おめでとう会、学年会、男子会など何かと理由をつけて飲み会がありました。
ただ、大学時代はお金がなかったので、飲み会や友人と集まったとき以外は、お酒を飲むことはありませんでした。
就職してからが、「アルコール大好き人間」の始まりでした。
恵まれたことに、筆者の同期は130人いるので、コミュ障の筆者でも「休日の飲み友」はできましたし、これに加え、自宅でも缶ビールを飲むようになりました。
仕事が朝8時半から始まって、残業を終えるのが早くて21時頃、24時を超えることが多く、当時23歳の筆者にとってかなり辛いものだったので、ついついお酒に逃げていたのかもしれません。
そして、ここ数年は、新しい人脈を作ることがいい経験になると思っていたので、様々なイベントや街コンに出没しては、やはりお酒を飲んでいました(笑)
今となっては、お酒の飲み過ぎを後悔しています…。
大学卒業後、一番太った時期で18kgほど体重が増えました(笑)
お酒の適切な頻度とは
時々、Yahoo!のトップページで、
「ワインは血糖値上昇抑制に効果的!」
「ウイスキー・焼酎などの蒸留酒は低糖質!」
といった健康オタクを誘う記事がときどき掲載されていますが、果たしてお酒を飲むこと自体、健康に繋がるのでしょうか。
「適量なら健康によい」
と、答える人がほとんどではないでしょうか。
有名な言葉に「酒は百薬の長」というものがありますが、実はこの後にまだ続く言葉があるのだそう。
「酒は百薬の長、しかし万病の元」
これを裏付けるようにイギリスでは、「少量の酒が心疾患のリスクを低くしたとしても、別の病気になるリスクでそれを相殺する(あるいはそれ以上に健康を害する)」ということを示唆した研究があります。
つまり、健康でいるためのお酒の適切な頻度ということであれば、「飲まない」が最も利口な選択肢であるということです。
筆者も赤ワインのポリフェノールが健康にいいと信じて、ハマっていた時期があったのですが、このイギリス研究を知ったときは、それはそれはショックでした。
というか、赤ワインの抗酸化成分のレスベラトロールは原料由来のものですから、葡萄を皮ごと食べれば良い話ですし、ナッツの皮などにも含まれているとのことで、赤ワインから摂取する必要はないですからね(笑)
お酒にかかる税金
お酒をやめるきっかけになりそうだと思い、お酒にかかっている税金を調べてみました。
平成30年度財務省の資料によると、国税収入のうち約2.1%が酒税。
もう一度、書きますよ?
国税収入(地方税収入を除く)のうち、約2.1%が酒税。
額にして、1兆3,110億円。
2重課税で有名な「酒税」ですが、消費税とは別に、これだけの税金が課せられているのです。
身近な例で換算すれば、居酒屋でビール一杯500円(消費税抜き)を注文する度に、500円(税抜き)のうち2%=10円を国のために支払っていることになります。※厳密に言えば、酒の種類により酒税は異なります。
この話で行けば、500円のビールには酒税が含まれていますが、ここにさらに10%の消費税がかかってくるので、2重課税と言われているわけですね。
また、ガソリンやタバコなんかも同じような仕組みで2重課税されています。
筆者はタバコが苦手なので、タバコ税だけはどんどん高くしてくれると嬉しいですが(笑)
断酒1週間で感じた効果
前フリが長くなりましたが、かれこれあって断酒を決心したわけです。
おそらく、筆者は就職以降(インフルエンザで体調を崩した時期以外)は、1週間以上お酒を飲まなかったことがありません。
なので、1週間で感じた効果があります。
個人的な主観ですが、今後、断酒をされる人の参考になれば幸いです。
目覚めのよさ
朝起きて、「まだ眠い」と思うことなくなりました。
それに、目が覚めるとパッと起きて行動できるので、朝の時間をゆっくりと余裕を持って過ごすことができます。
早く起きすぎたとき(4時~4時半)は2度寝していましたが、今は5時頃にアラームなしで目が覚めます。
眠りが深くなり、睡眠の質が上がったということでしょう。
脳への短期的影響
前日に飲んだのがビール一本で、翌朝にアルコールを感じることはなくても、アルコールが分解されたあとの物質は何らかの形で体内に残っています。
この残留物質が短期的にも、長期的にも影響を及ぼしますが、短期的な影響で言えば、特に翌朝の仕事の処理能力が低下させていました。
例えば、人から質問された際の発話までのスピードや、集中力の持続時間が違います。
わずか数秒・数分の違いかもしれませんが、積み重なればかなりの時間の無駄になるので、これまでにかなり非生産的な時間を過ごしてきたことを猛省しました。
お金を使わない
お酒を買わなくなると当然、財布からお金が減りません。
恥ずかしながら、ミニマリストと言いながらお酒のミニマル化はできていませんでした。
飲み会に急に誘われて行くこともあり、そのときにはATMの引き出し手数料もとられる始末。
お酒との関わりがなくなれば計画的に本当に必要なことにお金を使えるようになります。
時間が増える
いろいろな意見があると思いますが、筆者は仕事の関係の飲み会にはほぼ顔を出しません。
これは断酒を始めたからではなくて、時間が惜しいという理由で、もともとですが(笑)
注目すべきは、家飲みの時間です。
早く帰宅した日は、おつまみを作って、19時くらいからゆっくり飲みはじめて、ワイン1本くらいは簡単に空けていました。
もちろん、飲んだら最後、勉強することも読書もできず、ひたすらAmazon Prime Videoを見ていました。
そして眠りにつくのは23:30頃だったので、帰宅してから約3~4時間もの時間をだらけて過ごしていました。
それが今では、帰ったらすぐに筋トレ、勉強、ブログといったことに時間を使えるようになりました。
短期間では成果は少ないですが、積み重なると大きな違いになりそうです。
あとがき
お酒自体には「癒やし」「楽しみ」「コミュニケーションツール」としての役割があるかもしれません。
でもよく考えてみると、晩酌などは夕食とセットになった単なる「飲み物」としてのお酒であって、本来飲む必要がないものです。
「お酒はストレス解消だ」という意見もあるかもしれませんが、一時的に脳が高揚して別の楽しいことを考えているだけで、ストレスの根元は潰すことはできません。
アルコールの魔法から覚めると、余計に悲しくなることもあるでしょう。
ストレスを減らすということであれば、運動したり、リラックスしたりすることにお金を使って、コルチゾールの分泌を抑えるなど、ほかに考えられる方法もあります。
お酒に「飲まれる」ような飲み方をしている人は、一度断酒をしてお酒から離れてみて、自分自身を取り戻してみるのもいいかもしれませんね。

