30万円の案が急に立ち消えになり、一人当たり10万円に給付する案が濃厚になってきて、違和感がむずむずしてたまらない今日この頃です。
さて、今回の記事は「一人当たり10万円は10万円とて、使い方が大きく別れるよね」というテーマで書きたいと思います。
みなさんは10万円が給付されたら、何に使うか決めていますか?
筆者はある程度考えを固めています。
もし知り合いで困っている人がいて、すぐに購入でき、かつ魅力的な商品(寛容に見て)を売っていれば、即日10万円全額を使い切る予定です。
なぜそれを宣言できるのかと言うと、単に消費で終わるよりも、助ける(=投資に近い)ことの方が“双方の利益”になるからです。
一方、助けるにしても、助けたい人がその仕組みを作っていないと助けられないのも事実。
いま助けが必要な人は、10万円給付が始まる前までに投資してもらう仕組みを準備しておくといいと思います。
10万円給付が必要な人は誰?
まず、今回の10万円の給付の意味合いは「生活給付」です。
必要な人は申請をして給付される仕組みとなっています。
このことから考えれば、生活に支障をきたしていない人は本来的に給付を受けなくてもいいように思えます。
ただ、それは本人が辞退することを決めるべきであって、他人は金の使い道に文句をつける権利はありません。
これ(使い道は自由)を踏まえ、筆者は給付を申請する予定です。
10万円で「助けたい人」を助ける
今はMacBook Proくらいしか物欲がないのですが(あるやん笑)、
「10万円があれば何を買うのか?」
を考えてみました。
そして物を買うこと以上にいいことを思いつきました。
結論は、以前の記事でも書いているCF(クラウドファンディング≒前売りのシステム)なのですが、そこに助けたい人がいて魅力的な商品を売っていれば(寛容に見て)、すぐに買いたいと思っています。
例えば、10万円で前から欲しかったゲーム機とソフトを買うとします。
ゲーム機を買った時点では、自分の中の幸福感はMAXですが、ゲームをしなくなった瞬間その価値はゼロに近くなります。
つまり最終的には、消費で終わってしまうということです。
一方、CFで商品買っておくと、一定期間後に商品を得られるうえ、今資金がなくて困っている人を助ける(=最大の価値を得る)ことができます。
困っているときに助けた信頼関係は一生モノになるかもしれませんからね。
10万円給付の使い道
とは言っても、これは筆者の考えであって、最初に書いたとおり他人のお金の使い道に口を出すつもりはありません。
そういった意味では、このような記事を書くこと自体間違いかもしれませんが。
ただ、偽善でもなくて(CFは助ける側にもリターンがある)知り合いを助けられる手段があるなら、そうする人もたくさんいるはずなので、その方法をご紹介したいのです。
例えば、廃業してほしくないイタリアンのお店があったとして、いまCFや前売り券を買っておいて、将来、飲食する(リターンを受ける)ことだってできます。
それができるのは、今の暮らしにちょっとだけ余裕がある人です。
一方、10万円を銀行預金にする人もいると思います。
ただ、それは市場の貨幣供給量を減らすことになります。
預金する人が増えれば経済がどう動かは…、少し考えればわかると思います。
でも使い道は自由ですから、そうする人も一定数いるでしょうね。
売り手はCFや前売りの仕組みを整えておく
誰しも、助けたい馴染みの店が1つや2つ、あると思います。
だけど、売り手側がCFや前売り券の仕組みを提供していなければ、助けることもできません。(CFや前売りの仕組みはおそらく税法上の所得扱いになるので、きちんとした仕組みの導入が必要)
たぶんコロナ禍で、金融機関に融資を受けているお店はたくさんあるでしょうが、コロナの理由だけでは貸し倒れのリスクがついて回りますし、将来的な売り上げの見込みが立たないなど、悶々とした状況があるものと拝察します。
なので、お店を経営される側では、助けたい人が手を上げやすいようにCFや前売りの仕組みを作っておいた方がいいと思います。
お店のファンがCFや前売りを「先に買う」ことによって応援してくれるかもしれません。
あとがき
最近では、TwitterやInstagramのタイムラインを眺めていると、CFや前売り券の情報を発信している人がいて、いい流れだと思っています。
また先日の西日本新聞の1面にもデカデカとCFの記事が載っていました。
今の世の中は、あらゆる商品が生まれていますし、あらゆる売り方があります。
こういう時代ですから、売り手も買い手も、知識として選択肢をたくさん持っておきたいものですね。
