ダイエットを始めようと思ったときに、こんなことを考えていませんか?
「カロリーを制限して」「糖質制限をして」「体重を記録して」「有酸素運動をして」「代謝アップの筋トレもして」「水分量が増えないように塩分を減らして」…
あ、たぶん、その考え方だと失敗しますよ。
やることが多すぎるからです。
ダイエットは一口に語れないからこそ、いろいろな方法論をごちゃごちゃにしてしまって、結局「続かないでやめる」という結果になりがちですよね。
だからこそシンプルで、毎日続けられて、お金もかからない方法を選ぶことがダイエット成功への一番の近道だったりします。
今回は、数あるダイエットの中からたった一つ「スクワット」に着目して、記事にしてみたいと思います。
※本記事の「スクワット」とは、肩幅より少し広く足を開き、膝の角度が90度くらいになるまで腰を落とす「ハーフスクワット」のことを指しています。
スクワットは超効果的な筋トレ
おそらく、どこのトレーナーに習ってもほぼ100%オススメされる筋トレの必須種目、それがスクワット。
人間の体の全筋肉の大部分は足腰に集中しているので、これらの筋肉が成長することで効果的に代謝アップ、ひいては消費カロリーアップに繋げられるというわけです。
筆者は大学まで野球をやっていたのですが(何気に初出し情報です笑)、スポーツをやっているときは「お尻」「大腿(ハムストリングス)」「ふくらはぎ」周辺がかなり引き締まっていました。
焼肉で白米をいくら食べても、いくらビールを飲んでも太る気がしませんでした。
ところが、社会人になって、デスクワーク中心と車移動の生活になると、お尻と足腰の筋肉が柔らかくなってきて、他の部位、例えばお腹や二の腕に脂肪がつき始めました。
そういう意味で、お尻がやわらかくなり始めると、太りやすくなることを実感しています(笑)
だからこそ、脂肪がつきやすくなってきたと感じたら、スクワットから初めてみるのが効果的なのだと実体験からも語ることができます。
一方、女性の場合は「お尻硬くなりたくないし…」と思うかもしれませんが、安心してください。
ホルモンの働きにより、女性は男性に比べて筋肉がつきにくいので、お尻を筋肉で硬くする方が難しいです。
また、筋肉がつくとお尻や足が太く大きく見えると思いがちですが、それも逆でスッキリと締まって見えるようになります。
現に、今が旬の女性モデルさんたちは単に痩せているだけではなくて、足の筋肉の美しさも意識してトレーニングしているらしいですよ。
筋トレの王様「スクワット」からモデル体型へ近く一歩をあなたも踏み出してみませんか?
スクワットだけで腹筋に効く
スクワットが効果的な筋トレだとは言え、タイトルの「ぽっこりお腹」に困っているケースでもスクワットが効果的なのか気になるところですよね。
答えは即答Yesです。
実際に、へその下あたりを指で押しながらスクワットの上下動をやってみてください。
腹筋の下の方が硬くなることを感じることができると思います。
スクワットは足腰を鍛えているようで、オマケにお尻と腹筋まで鍛えてくれる効果がありますし、一説ではスクワット1回で腹筋運動の100回分の運動効果が期待できるという話もあるほどです。
とはいえ、スクワット1回ではさすがに少ないので1日最低30回くらいを目安にした方がいいかもしれません。
筆者の体感ですが、スクワットを毎日続けていくと約1週間で「筋肉ついてきた、引き締まってきた」と実感できますよ。
スクワットで運動を習慣化しよう
筋トレの話になると必ず登場するのが「超回復」。
要は、筋トレをして筋繊維の傷ついたところを修復する際、以前よりも強い筋組織に生まれ変わるための「修復する期間をとってあげなさいよ」という話です。
しかし、筆者の考えではこの超回復は、アスリートやボデイィビルダーに限った話で、一般人はそこまで気にする必要はないんじゃないかと思っています。
もちろん、筋肉痛がひどい時や、体が重く感じる時は無理に動かそうとすると、炎症が強くなったりする可能性もあるので、筋肉を酷使するフルマラソンやウェイトトレーニングの後は超回復の期間を設けた方がいいでしょう。
ただ一般人の自重筋トレ(道具を使わない筋トレ)であれば、筋肉へかかる負担はたかが知れていますので、逆に毎日継続した方が効果が高いと思います。
さらに言えば、筋トレの習慣化の観点でも、1日も休まず継続することが習慣作りに役立ちますので、2〜3日に1日だけ筋トレではなく毎日筋トレしましょう。
それと、筋トレをし始めると、腕立て伏せや、プランクなど他の種目もやりたくなってきますが、それらも体力が許す限り組み合わせていきましょう。
でも忘れてはいけないのは、スクワットだけは必ず毎日続けることです。
最も大きな筋肉群を鍛えることによってダイエット効果を狙っているので、種目だけが増えて「結局めんどくさくなって筋トレ自体をやめた」という事態だけは避けましょう。
あとがき
「体重が増えすぎて…ヤバイ。スカートが履けないわ。去年買ったジーンズが入らないわ。」
という状況であれば、スクワットだけではちょっときびしいかもしれません。
なぜなら「スクワット」→「筋肥大」→「代謝アップ」→「消費カロリーアップ」と繋がっていきますが、消費カロリーの積み重ねの効果が現れるまでに、ある程度の期間が必要になるからです。
なので、即座に痩せたいという人は「摂取カロリー制限」の方を選びましょう。
でも好きな食事を我慢するのは結構きついものですよね。
そんな食べ物を我慢できない人こそオススメなのがスクワットダイエットです。
一気に痩せようとせず、シンプルで、毎日続けられて、お金もかからない毎日コツコツのスクワットなら、過食ではない限り、長い目でみれば必ず痩せていきます。
明日からと言わず今日から、朝起きてすぐ、会社の空き時間、昼休み、お風呂の中、寝る前、どのタイミングかを決めて、毎日30回からスクワットを習慣づけていきましょう。

