みなさんは、アーモンドをよく食べますか?
筆者は、アーモンドの栄養効果を調べるまでは、「チョコレートにくるまれているナッツ」や「酒のつまみ」程度にしか思っていませんでした(笑)
驚くべき栄養効果を知ってからは、毎日食べています。
ということで、今回はアーモンドについて記事にしてみたいと思います。
アーモンドの豊富な栄養素
以下の栄養素は、筆者が注目している栄養素の抜き出したものです。
もちろん、これ以外の栄養成分も含まれますので、アーモンドに含まれる栄養素を完璧に網羅したい人は以下サイトを参考にしてください。
ビタミンE(トコフェロール)
乾燥アーモンド(以下「アーモンド」と言います。)100g中に30.3mg含まれています。
脂溶性の栄養成分なので、含水率が高い食品よりも、脂質が多いナッツ類の方がビタミンEを多く含有しています。
また、ナッツ類の中でもビタミンE含有量トップなのがアーモンドです。
ビタミンEはビタミンエース(ACE)のうちの一つ、つまり「抗酸化」の働きがありますので、いわゆる「アンチエイジング」に有効な成分と考えられます。
特に「血管組織」や「細胞を構成する不飽和脂肪酸」の酸化防止に働きかけるようです。
ただ、専門性は持ち合わせていないので、抗酸化の話はこれくらいに留めておきます。
ビタミンB2
アーモンド100g中に1.06mg含まれています。
水溶性ビタミンなので、含水率が高い食品の方が多いと予想していましたが、野菜や魚介類と比べた場合でもこの含有量はトップクラスでした。
そして、これまたナッツ類の中でビタミンB2含有量のトップはアーモンドとなっています。
ビタミンB2は、3大栄養素の代謝に関わっているほか、抗体や粘膜の働きにも寄与しているそうです。
体調管理に直接関わっている成分だけに、不足させたくない栄養素の一つですね。
ミネラル
カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅などが豊富に含まれています。
ミネラルは他の食品と比べてどれくらい多いのか、どんな健康効果があるのか、ということに関してはいろいろと比較が手間だったので、そこらへんが気になる人は、上の〔文部科学省日本食品標準成分表〕をご参照ください!
ただ一つ言えるのは、人間の身体に必須とされるミネラルを多種含んでいて、しかも含有量も多い食品は、他になかなか見つからないと思います。
カルシウム含有量は、100gあたりで比較すると牛乳より多いですからね。
アーモンドミルクなるものもありますが、牛乳の代名詞だった「カルシウム補給飲料」の立ち位置を脅かす存在が現れたのかもしれません。
一価不飽和脂肪酸
アーモンドは堅いので水分や油分のイメージがあまりないですが、実は栄養素的には半分以上が脂質です。
そして、その脂質の中でも飽和脂肪酸と(一価・二価)不飽和脂肪酸がありますが、アーモンドは一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が脂質全体の約2/3を占めています。
このオレイン酸が血中コレステロールや中性脂肪のコントロールに役立ってくれると言われており、動脈硬化等の予防(若々しさのキープ)に繋がるということです。
たんぱく質
アーモンド100g中に19.6g含まれています。
もちろん、他のナッツ類と比べてもトップクラス。
鶏胸肉や牛赤身と比較してみても、100gあたりであれば同程度のタンパク質含有量です。
あの粒にどれだけ栄養詰まってるんだ!って話です。
ここまで来ると、今までアーモンドの栄養素を知らなかったことが悔しくて泣けてきます。
ロカボ(低糖質)ダイエットでは、糖質の少ない食品としてアーモンドが注目されることも多くなりましたが、「おいちょっと待て、タンパク質様もいますよ(チラッ)」くらいの存在感がありますね。
食物繊維
アーモンド100g中に10.1g含まれています。
これまた、他のナッツ類と比べてもトップクラス。
ただ、キノコ類や海藻類などは群を抜いて食物繊維が多いので、それらと比べれば含有量的には見劣りします。
ただ、筆者自身1週間食べ続けてみて実感しました。
本当にアレな話で申し訳ありませんが、願いは「通じ」ます。
最近流行のプロバイオティクスやプレバイオティクスの話題を拾って言うなら、食物繊維も相性があると思うんです。
ちょっとお腹の調子が良くないと感じたときには、いつも食べているきのこ類・野菜ばかりではなくて、いろんな種類の食物繊維を試してみると、願いが「通じ」るかもしれませんね。
あとがき
アーモンドは意識して食べようとしないと、日本人の食習慣ではなかなか食べることはありませんが、アーモンドチョコ、アーモンドクッキー、アーモンドミルクなど、ティータイムに楽しむような加工品もあります。
特にアーモンドチョコはコンビニでもよく見かけますし、味も食べやすいですよね。
また、アーモンドをはじめナッツ類が多いとされる地中海式の食事は「身体に良い」というエビデンスも揃っています。
脂質が多いため食べ過ぎには注意ですが、毎日一掴みのアーモンドはきっとみなさんの健康に役立ってくれるはずです。
